おじいさんとおばあさんは、仲むつまじくくらしながら、せっせとかぶを育てていました。
　ある日、おじいさんが畑をたがやしていると、どこからか声が聞こえます。
　「ここだよ！　おじいさん、ぼくだよ、かぶ太郎だよ！」
　それは、ひとつだけとてもおおきくなってしまったかぶ、かぶ太郎でした。

　おおきくなりすぎたかぶ太郎は、もはや一人で抜けることができません。
　おじいさん、おばあさん、ぽち、ねずみ１，２が手伝っても、びくともしません。

　かぶ太郎が抜けるためには、いまこそみんなの力が必要なんだ！
　おとぎ話『おおきなかぶ太郎』、いざ開幕！！